クレメントL.ハーシュステークスを連覇するなど米G1を3勝した名牝アデアマナーの引退がオーナーサイドから発表された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

　アデアマナーはB.バファート厩舎が管理していたアンクルモー産駒の5歳馬。4歳になってから本格化し、クレメントL.ハーシュSなど重賞4連勝を含む5連勝をマーク。今年は4月のG1アップルブロッサムハンデキャップや8月のクレメントL.ハーシュSなど3連勝していたが、前売り1番人気に推されていた8月末のG1パシフィッククラシックを状態不十分で回避していた。通算成績は18戦10勝。

　オーナーのM.ピーターセン氏は「ボブ（バファート調教師）がブリーダーズカップまでに元の状態に戻せない場合、彼女が築き上げてきた名声に傷を付けたくなかった」とコメント。アデアマナーは今後、ファシグティプトン社のノベンバーセールに出される予定だという。