【スプリンターズS】金曜朝、ムゲンの敏腕調教師が挙げたライバル4頭は?「サトノレーヴ…」
2024年09月27日 14:11
スプリンターズS(G1、芝1200メートル、29日=中山)に挑む香港馬ムゲン(せん6)のパンチー・ン調教師(41)が27日、中山競馬場の馬場をティータン騎手と一緒に歩き、芝コースの状態を確認した。「最後の坂の傾斜を確認できた。どこで馬に指示を出すかの判断につながる」。
開業2年目の23-24シーズンで69勝を挙げ、リーディング1勝差の2位に躍進した敏腕。「シーズンの終わりにパフォーマンスが上がってきた。G1で好走してG3で勝てた。その成果を生かしたい」と参戦を決めた理由を明かした。調教師自身も日本で戦いたい意欲にあふれ、P・オサリバン厩舎の調教助手時代にエアロヴェロシティで来日して高松宮記念を制した経験がある。「できるだけ海外で勝っていきたい」と世界戦略を描いている。
気になるライバルについては「サトノレーヴ、マッドクール、ビクターザウィナー、ママコチャ」と4頭の名前を挙げた。
枠順は5枠9番。「真ん中ぐらいを希望していた。とても良い枠順。末脚が非常に強い馬で、ハイペースを楽しめる。ペースが上がってもしっかり対応してくれると思う。非常に落ち着いた性格の馬で、来日後も順応している。大観衆の経験もある。雨で重馬場になっても経験があるし、問題があるとは思っていない」と歯切れがいい。
香港2頭ではG1馬ビクターザウィナーが人気を集めるが、伏兵ムゲンの上昇度も侮れない。