アベイドロンシャン賞は伏兵マカロワが金星、引退レースでG1初制覇
2024年10月07日 12:40
現地6日、仏パリロンシャン競馬場でG1アベイドロンシャン賞(芝1000m)が行われ、T.マーカンド騎乗の伏兵マカロワが1番人気に推されていたブラッドセルを差し切って金星を挙げた。
レースはブラッドセルが先頭と差のない3番手から残り300メートル付近で早めに抜け出すそつのない走りで押し切る構えだったが、前半は本命馬の直後に位置していたマカロワが残り200メートル付近で外に出して猛追。残り100メートル過ぎで差し切り、そのまま1馬身1/4差の快勝を収めた。
3着はさらにアタマ差で2番人気のビリービング。3番人気のスターラストは9着に沈んだ。
E.ウォーカー厩舎のマカロワはアクラメーション産駒の5歳牝馬。昨年のこのレースは6着、今年7月の英G3コーラルチャージで重賞初制覇の遅咲きで、前走の愛G1フライングファイブステークス3着などここ3走はブラッドセルとビリービングに連敗していたが、ここで雪辱してのG1初制覇となった。
なお競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、ウォーカー調教師はこの勝利を最後にマカロワは引退することになりそうだと話している。