現地20日、香港シャティン競馬場でG2プレミアボウル（ハンデキャップ、芝6ハロン）が行われ、Z.パートン騎乗の上がり馬カーインライジング（約58キロ）が圧倒的な1番人気に応えた。

　好スタートから押して3番手を確保したカーインライジングは、直線残り300メートルでスパート。逃げていたカリフォルニアスパングルをとらえて突き放すと、ゴール前では流しながら2番手に上がってきたハンデ最軽量タイのヘリオスエクスプレス（約52キロ）を1馬身半差で退けた。

　トップハンデ（約61キロ）を背負っていたカリフォルニアスパングルはさらに1馬身半差の3着だった。

　D.ヘイズ厩舎のカーインライジングはシャムエクスプレス産駒の4歳セン馬。今年6月にG3シャティンヴァーズで重賞初制覇を果たし、今季2戦目の今回は実績馬たちを下して連勝を6に伸ばした。

　香港ジョッキークラブの公式サイトによる、ヘイズ調教師は11月17日のG2ジョッキークラブスプリントから12月8日のG1香港スプリントのローテーションを描いているとのこと。また年明けには距離延長で香港クラシックマイルに挑む予定だという。