コックスプレート（G1、芝2040メートル、26日）へ向けた最終追い切りが22日朝、ムーニーバレー競馬場で行われた。

　前走ターンブルSを快勝している主役の1頭、ヴィアシスティーナ（牝6、C・ウォーラー）は芝コースで追われたが、脚に巻いたバンテージが絡まったのか、最後の直線を向いたところでつまずき、ジェームズ・マクドナルド騎手が落馬するアクシデント。カラ馬となったヴィアシスティーナはコースを約3周走った後に捕まっている。

　多くの関係者、ファンが注目する最終追い切りで起きたまさかのアクシデント。ヴィアシスティーナに現時点で大きなけがは見られず、すぐ後ろを走っていた馬が落馬したマクドナルド騎手を避けられたのも不幸中の幸いだった。

　昨年は香港のロマンチックウォリアーを歴史的勝利に導いた「ジェイ・マック」ことマクドナルド騎手はインタビューで「何も問題ない。馬も大丈夫そう」と気丈に話した。

名牝ウインクスでコックスプレート4連覇の偉業を成し遂げているクリス・ウォーラー調教師は「レース当日、土曜の朝に100％の状態であることを確認して、出走させます」とコメントしている。

　枠順抽選でヴィアシスティーナは9頭立ての4番枠に決まった。

出典：日刊スポーツ