凱旋門賞馬ブルーストッキングが引退、スタディオブマン産駒カルパナは現役続行
2024年10月29日 11:50
今年の仏G1凱旋門賞を制したブルーストッキングの引退が、オーナーのジャドモントより発表された。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。
ブルーストッキングはキャメロット産駒の4歳牝馬。3歳時は愛オークスなどG1で2着2回が目立つ程度だったが、4歳となった今年は6月末のプリティポリーステークスでG1初制覇。7月末のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでは牡馬相手に2着と好走し、秋は仏G1ヴェルメイユ賞から凱旋門賞を連勝した。通算成績は13戦5勝。
ジャドモント所有馬では、米G1を5勝した名牝イディオマティックが先日に故障で急きょ引退。一方で英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスを制したスタディオブマン産駒の3歳牝馬カルパナは来季も現役を続行するという。
ジャドモントのD.E.クラム氏は「同時に3頭の優秀な牝馬を所有することはめったにない。シーズンの終わりが近づくにつれ、私たちはいくつかの重要な決断を迫られた」とコメント。「ブルーストッキングは今年の欧州でトップの4歳牝馬であり、イディオマティックと共に英米の両方で繁殖牝馬の質を高めてくれる。カルパナは来季もレースを続ける。彼女には明らかに期待が持てる」と3頭それぞれの未来に思いを馳せていた。