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​BCフィリー&メアスプリントはソウルオブアンエンジェルが制覇、来年はサウジカップ遠征へ

2024年11月05日 11:15

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 現地2日、米デルマー競馬場でG1ブリーダーズカップフィリー&メアスプリント(3歳以上牝馬、ダート7ハロン)が行われ、スタートで大きく出遅れたソウルオブアンエンジェルが驚異的な末脚で勝利を手にした。

 ソウルオブアンエンジェルは序盤で他馬から7馬身近く離されてポツンとしんがりを追走。しかし道中でじわじわと差を詰めていくと最終コーナーでは7番手まで浮上して直線へ。さらに先行勢の外から追い上げるソウルオブアンエンジェルの勢いは最後まで衰えず、ライバルたちをまとめて差し切った。

 半馬身差の2着争いはソサイエティがプレザントをハナ差で抑えて競り勝ち。1番人気に推されていたウェイズアンドミーンズは5着までだった。

 S.ジョセフJr.厩舎のソウルオブアンエンジェルはメダグリアドーロ系のマイナー種牡馬アトレイデス産駒の5歳馬。今回が41戦目というタフネスで、今年は5月にG2ラフィアンステークスで重賞初制覇を果たすと、前走のG3プリンセスルーニー招待ステークスからの連勝で待望のG1初勝利を手にした。

 なお米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、陣営は来年2月のG1サウジカップへの遠征を考えているもよう。ジョセフJr.調教師は「彼女はたぶんガルフストリームでもう1戦してからサウジカップに備えることになるだろう。そこでチャンスを与えたいんだ。9ハロンとワンターンのコースは彼女にぴったりだと思う」と話している。