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ブレイブスマッシュ産駒キモチ、豪インビテーションSで待望のG1初制覇

2024年11月17日 10:37

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 豪コーフィールド競馬場で現地16日にG1インビテーションステークス(3歳以上、芝1400m)が行われ、中団の後ろを追走するブレイブスマッシュ産駒のキモチ(7番人気)が、好位の一角から先に抜け出した1番人気アナザーウィルをゴール前で差し切った(0.46馬身差)。

 大外に近い13番枠のキモチは好発を決めるも馬群の外で徐々に位置を下げ、中団より1列後ろの位置で中間点を通過。直線には7、8頭分外を回って進入すると、6番手から馬群の中を抜けたアナザーウィルを最後の200mでねじ伏せた。

 さらに1.5馬身差の3着にはアナザーウィルをマークするように運んだステパーティー(8番人気タイ)が続き、2番人気のジミーズスターは好位追走も10着に沈んだ。

 キモチはG.ポルテッリ調教師が管理する4歳牝馬でG1初制覇。今年2月に7度目の重賞挑戦だったG2ライトフィンガーズステークスで重賞初制覇を飾り、今季初戦のG3トイショウクオリティで2勝目としたが、これまで7度のG1挑戦ではフライトステークスと豪1000ギニーでの2着など一歩及ばずにいた。

 豪競馬メディア『racing.com』は「ここ数週のユーロンは絶好調だったから少しプレッシャーだった」「1400mに距離を短縮して斤量(ハンデ52.5kg)も軽く、チャンピオン(C.ウィリアムズ騎手)が乗る。一時はだいぶ後ろの位置で…(でも)13番枠からのスタートだし素晴らしい騎乗だったね」と安堵するポルテッリ師のコメントを紹介。キモチは1歳時に2万1000豪ドルで取引されたが、今年3月にはヴィアシスティーナなども所有する大手のユーロンインベストメンツがイングリスセールにおいて220万豪ドル(2億1900万円)と100倍以上の価格で買い上げていた。