バファート調教師、約3年半ぶりにチャーチルダウンズ競馬場で出走
2024年11月29日 12:45
薬物違反を巡って2021年春にチャーチルダウンズ社(CDI)から出走禁止処分を受けたB.バファート調教師が、今夏の処分解除を受けて現地27日のチャーチルダウンズ競馬場でのレースに約3年半ぶりに管理馬を出走させた。
バファート師は2021年のケンタッキーダービー優勝馬メディーナスピリットがレース後に薬物検査で陽性反応を示したことで同年夏にCDIから2年間の出走禁止処分を受け、昨夏にはさらに1年の処分延長に。今年7月になってようやく解除されていた。
ゼダンレーシングが所有するイントゥミスチーフ産駒の2歳馬バーンズをダート5.5ハロンの新馬戦に出したバファート師は、このレースを見事に勝利。CDIのB.カルスタンジェン最高経営責任者(CEO)はレース後に握手でバファート師を祝福し、「ぜひ個人的にもバファート調教師を歓迎したいと思った」と関係修復を強調した。
バファート師も「仕事が再開できて本当によかった。いまのケンタッキーは高額賞金のおかげもあって競馬がとても盛ん。最高の馬はケンタッキーにいる」とコメント。さらに「バーンズがチャーチルダウンズを好きなのは分かっているが、きっと他の馬も気に入るだろう。だから馬たちの健康を維持して、5月の第一土曜日にここにいられるといいね」と続け、来年のKYダービーに管理馬を送り出す決意を示していた。