現地11月29日に米デルマー競馬場で行われたG2ハリウッドターフカップ（3歳以上、芝12ハロン）は、8番手を追走した1番人気のトゥルーリークオリティが2周目の第3コーナーから鞍上のV.シュミノー騎手に促され、直線入口での劣勢を巻き返して勝利を手にした。

　最後方の9番手で勝ち馬をマークした木村和士騎乗の4番人気バルニコフが、最終コーナーで捲り切ったかに思われたものの差し返されて1/2馬身差の2着。さらに1馬身1/2差の3着に中団から5番人気のナインイレブンターボが続いた。

　トゥルーリークオリティはJ.トーマス調教師が管理するクオリティロード（父イルーシヴクオリティ）産駒の4歳セン馬。昨年5月のデビューから今年7月まで10戦2勝（2着4回、3着3回）と勝ち切れなかったが、9月のステークス初勝利から10月の前走はカナダのG3シングスピールステークスで重賞初挑戦、初制覇、さらに今回と3連勝で本格化の気配を見せている。