フォーミダブルマンが米G1ハリウッドダービー制す、調教師は旧師の死に涙
2024年12月02日 11:40
現地30日、米デルマー競馬場でG1ハリウッドダービー(3歳、芝9ハロン)が行われ、U.リスポリ騎乗のフォーミダブルマンが勝利した。
好スタートを切ったフォーミダブルマンは4番手で最初のコーナーに入り、向こう正面では3番手の好位を確保。さらに2番手まで上がって最後の直線に入ると、逃げ粘るドネガルモーメンタムも差し切って先頭でゴールに飛び込んだ。
3/4馬身遅れての2着争いは、外から追い上げてきたキングオブゴスフォードがクビ差でドネガルモーメンタムに先着。1番人気に推されていたG1サラトガダービー馬カーソンズランは5着に終わった。
M.マッカーシー厩舎のシティオブライト産駒フォーミダブルマンは、7月のリステッドから3連勝でG1初制覇。マッカーシー調教師はブリーダーズカップダートマイルなどG1を4勝したシティオブライトもかつて手掛けていた。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、そのマッカーシー師はレース後のインタビューで前日に死去したB.セシル調教師を悼んで涙をこぼし、「トッド(プレッチャー調教師)の下で働く前は、しばらく彼のところにいた。いい男、いい父親で、いい調教師だった。彼は人生を謳歌していた。今日は辛い日だった」と哀悼の意を示していた。