現地1日、米デルマー競馬場でG1メイトリアークステークス（3歳以上牝馬、芝8ハロン）が行われ、J.ヴェラスケス騎乗のセイクリッドウィッシュが1番人気に推されていた実績馬ジーナロマンティカを撃破した。

　セイクリッドウィッシュは最内枠から3番手の好位を確保。ジーナロマンティカは2馬身ほど離れた6番手からだったが、ペースが落ちた向こう正面でセイクリッドウィッシュに外から並びかける位置まで進出する。

　直線に入ると先行していた2番人気のエージービュレットが押し切りを図るが、残り1ハロン過ぎでセイクリッドウィッシュが差して先頭に。そこへ外からジーナロマンティカが襲い掛かったものの、わずかに及ばなかった。

　クビ差の2着のジーナロマンティカに続き、さらに3/4馬身差の3着にエージービュレット。木村和士騎乗のティルパティは最下位の11着だった。

　G.ウィーバー厩舎のセイクリッドウィッシュはノットディスタイム産駒の4歳馬。3歳夏のG1コーチングクラブアメリカンオークスで2着と善戦した一方で、ここ4戦はG3でも2着から4着続きと勝ち切れていなかったが、10月のファーストレディステークスで3度目のG1勝ちを収めたジーナロマンティカを退けてのG1初制覇となった。