英平地リーディング奪還のマーフィー騎手、1年越しで障害レースに挑戦
2024年12月25日 11:29
この2024年に3年ぶり4回目の英国リーディング(平地)を獲得したO.マーフィー騎手が障害レースに初挑戦することになり、現地メディアの『racingpost.com』などが報じている。
マーフィー騎手が挑戦するのは現地26日にウィンカントン競馬場で行われるハードルのハンデ戦。騎乗馬のアイクスポートを管理するのはN.マルホランド調教師。マーフィー騎手は22日にインド2000ギニーも制しており、帰国早々の23日にはマルホランド師の施設でアイクスポートに跨り飛越の練習も行った。
マーフィー騎手はチェルトナムゴールドカップやグランドナショナルを勝ったこともあるJ.カロティ元騎手の甥にあたる。昨年もC.コリンズ調教師の管理馬でウィンカントン競馬場の障害レースに挑戦する予定だったが、開催中止でお預けとなった経緯がある。また、ウィンカントン競馬場のゼネラルマネージャーはマーフィー騎手の妹のブラーヒン氏が務めている。
マルホランド師は「オイシン(マーフィー騎手)には何戦か経験してチャンスを見込める馬に乗ってほしかった。彼には平地で何度か乗ってもらったことがあるけど、それほど多い訳ではない。先日、我々は彼の妹の拠点でもあるウィンカントンで話し合い、答えを出してみようとなったんだ」と、マーフィー騎手が障害レースに特別な思いを持っており、その実現に協力できることを喜んでいる。
アイクスポートの戦績は19戦4勝で、今月7日に行われたサンダウン競馬場のハードル戦では5着に終わった。マルホランド師は「彼はフェンスを上手く飛べないから(より低い)ハードルに戻すことにした。前回はサンダウンの重馬場でしっかり走っていた。最後の直線までは良かったが、上り坂で止まってしまった」と振り返っている。