米G3ミスタープロスペクターS、圧倒的人気のホワイトアバリオは発馬後手で2着
2025年01月05日 10:30
現地12月28日に米ガルフストリームパーク競馬場で行われたG3ミスタープロスペクターステークス(3歳以上、ダート7ハロン)は、単勝1.4倍の圧倒的人気を集めるホワイトアバリオが行き脚つかず後方追走となり、2番手から最終コーナーで先頭に立った2番人気ムファサを捕らえ切れず2着に敗れる結果となった。
ホワイトアバリオは外から2番目の9番枠で後手を踏むと、さらに前をカットされて一時は最後方に。立て直して先頭から5馬身余りの位置を追走し、馬群の中から追撃態勢に入るも、好発から早め先頭の形を作ったムファサには1馬身1/4差及ばなかった。さらにクビ差の3着には好位追走の8番人気リトルヴィックが粘り込んだ。
勝ったムファサはI.コレアス4世調教師が管理するプラクティカルジョーク(父イントゥミスチーフ)産駒の5歳牡馬。2023年一杯でチリからアメリカに移籍し、昨年6月の再始動から3戦目のG3ヴォスバーグステークスで重賞制覇を飾るなど、移籍前と合わせ今回で3度目の重賞勝ちとした。
米競馬メディア『drf.com』によると、ホワイトアバリオのS.ジョセフJr.調教師はI.オルティスJr.騎手の話として、同馬が発馬直前に頭を上げたことによって出遅れたとコメント。前走でも同じような仕草を見せたが原因は分からないとする一方、これまでにない後方から差す形で走り切った内容は評価している。なお、次走は1月25日のペガサスワールドカップとのこと。