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英愛の障害競走最高峰「チェルトナム・フェスティバル」に日本馬オールザワールドが登録

2025年01月15日 13:10

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 歴史的な挑戦になるか-。東京ハイジャンプ3着のオールザワールド(牡8、中竹)が英愛の障害競走の最高峰「チェルトナム・フェスティバル」開催(3月11~14日)のメイン競走の1つ、チャンピオンハードル(G1、芝約3300メートル、3月11日)に登録を行ったことが14日、わかった。現地の「レーシングポスト」電子版はチェルトナム・フェスティバルに同馬の出走が実現すれば「1960年代のフジノオー以来の日本馬の参戦になる」と伝えている。

 オールザワールドは前田晋二オーナーが所有するキズナ産駒。平地3勝クラスから23年秋に障害へ転向し、ここまで6戦3勝の成績を残している。レーシングポストは「JRAロンドン事務所によれば、日本のエリートジャンパーの1頭」と同馬を紹介。日本の障害競走については「平地競走ほど有名ではないが、近年はオジュウチョウサンが中山グランドジャンプを5連覇し、日本の史上最強の障害競走馬となって関心が高まっている」と伝えている。また、「約60年ぶりの日本馬の参戦は日本の障害競走のスターホースたちの参戦の前兆となるのか」と書き記し、日本馬の平地競走の挑戦の歴史も紹介している。

 英国、アイルランドの障害競走の各路線の最強馬を決める「チェルトナム・フェスティバル」は近年4日間の開催で行われている。チャンピオンハードルは初日に行われるハードル競走の最強馬を決める一戦(ステープルチェイス競走の最強を決めるのは最終日に行われるチェルトナム・ゴールドカップ)。14日に発表された登録段階ではフルゲート24頭に対し、16頭が登録を行っている。ブックメーカーの単勝前売りオッズの1番人気はハードル競走で9戦無敗を誇る名馬コンスティテューションヒルが単勝1倍台の断然人気。オールザワールドには51倍のオッズがついている。現地メディアも今回の登録を大きく取り上げており、今後の動向に注目が集まりそうだ。

出典:日刊スポーツ