あらためて日本を絶賛!「一流の馬を経験できる」「ファンは熱狂的」英国に帰国の若き名手が語る
2025年01月16日 17:59
日本で短期免許期間を終え、英国に帰国した若き名手、トム・マーカンド騎手(26)が15日、ケンプトンパーク競馬場でさっそく勝利を挙げた。
13日まで妻のホリー・ドイル騎手とともに日本で騎乗したマーカンド騎手。15日はケンプトンパークで騎乗し、今年の英国初騎乗だった2Rを勝利すると、続く3Rも国王&女王所有馬で勝利を挙げ、腕達者ぶりを見せつけた。
地元メディア「レーシングTV」のインタビューに応じたマーカンド騎手は短期免許期間を振り返り、あらためて日本の競馬を絶賛し、自身の収穫を語っている。「自分の家に久しぶりに帰りました。(日本の短期免許は)素晴らしい遠征で、成功もあって、昨年より多い21勝を挙げることができました。いつも願っていますが、何頭かの素晴らしい馬との出会いもありました。(日本馬は)世界中で活躍しているので、とても強いですし、(日本で)一流の馬を経験できるのはうれしいことです。(短期免許を取得して日本へ行くのは)難しいことで、訪れるには最高の場所です。軽い負担重量なので、最初の数週間は大変ですが、テンポを変えるのはいいことです。競馬のときは緊張するけど、(競馬開催がない)週中は休息がありますよ。1年のうち数カ月、(移動が大変な英国のように)1日何時間も車に座らなくていいんです。騎乗馬の質は今回の遠征の後半で確実に上がりましたし、こういう機会を得られたのは良かったです。先週末は重賞レベルの馬(トロヴァトーレ)でリステッド競走を勝つことができました。世界中どこでも楽しいですけど、日本のファンは特に熱狂的ですね」。
英国の平地シーズンが始まるまでの期間について、マーカンド騎手はドバイ、バーレーン、カタール、サウジアラビア、オーストラリアで騎乗する可能性があると語っている。