武豊と凱旋門賞挑戦のアルリファーはネオムターフCでシンエンペラーと対決へ!「実りある年に…」
2025年01月20日 17:15
武豊騎手(55)とのコンビで昨年の凱旋門賞に挑んだアイルランドのアルリファー(牡5)はサウジアラビアのネオムターフC(G2、芝2100メートル、2月22日=キングアブドゥルアジーズ)で始動することがわかった。管理するジョセフ・オブライエン調教師が19日、「サラブレッドデイリーニュース」電子版で語っている。
アルリファーは父ウートンバセット、母ラブオンマイマインドという血統のフランス産馬。2歳秋にヴィンセントオブライエン・ナショナルSでG1初制覇。その後は順調さを欠いたが、昨年7月のエクリプスSでシティオブトロイの2着に好走すると、松島正昭オーナー(キーファーズ代表)の勝負服になった8月のベルリン大賞を5馬身差で圧勝した。武豊騎手とのコンビで挑んだ10月の凱旋門賞は特殊な馬場の影響もあり、11着に敗れ、その後は休養している。
ジョセフ師は「アルリファーはネオムターフCに向けて順調です。サウジ、ドバイワールドカップナイトも走れるでしょう。凱旋門賞は私たちにとっては展開的に厳しいレースになってしまいました。あの敗戦は彼のキャリアのなかで唯一の失望させられる結果でしたが、立て直して、今年は実りある年になればと願っています」とコメントしている。
サウジアラビアのネオムターフCを走った後はドバイワールドカップデーに参戦することを明言しており、ドバイシーマC(G1、芝2410メートル、4月5日=メイダン)に向かう可能性が高そうだ。ネオムターフCには昨年のダービーで3着、ジャパンCで2着(同着)に好走した矢作厩舎のシンエンペラー(牡4)などが参戦予定。中東で日本馬と激突することになる。