日本馬誘致へ!英国の主要3競馬場が新たなボーナス制度発表!矢作師「最初の調教師になれたら」
2025年01月26日 09:35
日本馬誘致へ-。英国のアスコット競馬場、グッドウッド競馬場、ヨーク競馬場が20日、日本調教馬など欧州以外で調教された遠征馬の関係者に向けた「ブリティッシュ・ミッドサマー・ボーナス」の新設を発表した。
アスコット競馬場のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、グッドウッド競馬場のサセックスS、ヨーク競馬場の英インターナショナルSが対象のレースで、複数の競走に出走させた馬の関係者に対するボーナスや勝利ボーナスなどが設定されている。
アスコット競馬場のニック・スミス氏は「私たちは海外の主要イベントが少ない英国の真夏の時期に世界の注目を最大限に集める方法を検討してきました。アスコット、グッドウッド、ヨークの夏の主力レースを結び付け、ボーナス付き(褒賞金制度)で一緒に宣伝することで、7つのG1レースが行われるこの重要なレース期間中に馬を英国に遠征させる動機が大きくなることを期待しています」とコメント。グッドウッド競馬場のアーケル氏も「アスコットとヨークが提携できることをうれしく思います。競馬のグローバル化がますます進み、英国が引き続き世界最高の馬を誘致し、トップレースで競走してもらうことが重要です。この制度がその成果に役立つことを期待しています」と期待を寄せた。ヨーク競馬場のW・ダービー氏は「このプロモーションは3つの競馬場すべてが世界の舞台で競馬を披露しようとしていることを示すものです」と語り、英インターナショナルS出走馬について、多額の出走ボーナスを用意していることを紹介している。
リリースの最後では日本の矢作師が歓迎の談話を寄せた。「日本の馬主や調教師にとって非常に魅力的なこの独自のボーナス制度について、とてもうれしく思っています。アスコット競馬場、グッドウッド競馬場、ヨーク競馬場は日本の調教師に愛されており、この新しい制度により、私たちが海外遠征を計画するときには間違いなく、それを考慮することになるでしょう。キングジョージとサセックスSを同じ年に制覇した最初の調教師になれたらいいなと思っています」と意気込みを語っている。矢作師は過去にディープブリランテで12年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(8着)、バスラットレオンで22年のサセックスS(4着)に参戦した経験を持っている。