3連勝で中京2歳Sを制したアメリカンステージ（牡3、矢作）が、ドバイのマハブアルシマール（G3、ダート1200メートル、3月1日＝メイダン）へ向かう見通しとなった。鞍上はオイシン・マーフィー騎手（29）。管理する矢作芳人調教師（63）が29日に明らかにした。

「芝の1000メートル（同日のG3ナドアルシバターフスプリント）もあるけど、ダートが本線です。ここを勝ってゴールデンシャヒーン（G1、ダート1200メートル、4月5日＝メイダン）に行けたら」と説明した。

　3月1日のメイダンでは、ドバイ国際競走（4月5日＝メイダン）の前哨戦が一斉に開催され「スーパーサタデー」と呼ばれる。マハーブアルシマールには過去3頭の日本馬が出走。07年のアグネスジェダイが5着、13年のファリダットが9着、17年には同じ3歳牡馬のディオスコリダーが7着だった。

　昨秋にダート1200メートルで2連勝したアメリカンステージは、前走で芝へ転じて中京2歳Sを制した。国内に1200メートルの適鞍がないため、海外で古馬相手に戦う方針を定め、当初はサウジアラビアのリヤドダートスプリント（G2、ダート1200メートル、2月22日＝キングアブドゥルアジーズ）を目指していたが、招待が届かなかった。

出典：日刊スポーツ