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サウジC戦線に激震、シエラレオーネとホワイトアバリオが揃って出走回避

2025年02月06日 11:45

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 現地22日のG1サウジカップに出走を予定していたシエラレオーネとホワイトアバリオが、いずれも出走を回避することが分かった。複数の競馬メディアが報じている。

 昨秋に米G1ブリーダーズカップクラシックを制してエクリプス賞の最優秀3歳牡馬に輝いたシエラレオーネは、脚の膿瘍のため1月末の調教を回避。C.ブラウン調教師は競馬メディア『Thoroughbred Daily News』の取材に対し、「今は問題解決したが、タイミングが悪かった。BCクラシック後に1カ月の休養を与えたため、スケジュールが非常にタイトだった」と語り、サウジCまでに状態が整わないことから回避を決めたことを示唆した。

 さらにブラウン師は、休み明けで10ハロンを走らせたくないため、4月5日のG1ドバイワールドカップも回避する意向を表明。シエラレオーネの4歳初出走は4月19日の米G2オークローンハンデキャップ(ダート9ハロン)を検討していると明かした。

 シエラレオーネ回避が報じられた数時間後には、1月の米G1ペガサスワールドカップで復活勝利を挙げたホワイトアバリオの陣営が、今年は米国内でのレースに専念する意向を表明。共同オーナーのM.コーネット氏は「タイミングや輸送など、すべての条件がうまく合わなかった。私たちはこの馬のために最善を尽くし、ここにとどまってキャリアを終えられるようにするつもりだ」と語っている。

 サウジCには日本からもフォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、ウィルソンテソーロ、ラムジェットら有力馬が出走を予定している。