「2強」の様相だ－。欧州の大手ブックメーカー各社は12日、サウジC（G1、ダート1800メートル、22日＝キングアブドゥルアジーズ）の単勝前売りオッズを変動させた。この日、優勝候補の1頭だった昨年のドバイワールドC覇者ローレルリバー陣営が回避を発表。同馬のオッズが消え、その他の上位馬の評価が上がっている。

　すべてのブックメーカーが1番人気に推しているのは、日本のフォーエバーヤング（牡4、矢作）だ。昨年はケンタッキーダービー、BCクラシックで米国の強豪相手に3着好走。サウジダービーでキングアブドゥルアジーズ競馬場のコース経験もあり、今回は堂々と主役を務めることになる。「bet365」社はフォーエバーヤングの単勝前売りオッズを2・5倍に設定。「パディパワー」社、「ラドブロークス」社は同2・75倍に設定している。

　フォーエバーヤングに迫る2番人気になっているのが香港の最強馬ロマンチックウォリアー。こちらは「bet365」が3・25倍、「パディパワー」が3・5倍、「ラドブロークス」が3・75倍に設定している。

　多くのブックメーカーが3番人気にしている米国調教馬で、地元サウジの前哨戦を勝って臨むラトルンロールは8～11倍というオッズで、上位2頭からは離された評価となっている。「bet365」のオッズを見ると、フォーエバーヤング以外の日本馬はウシュバテソーロが13倍、ラムジェットが21倍、ウィルソンテソーロが34倍になっている（※オッズは日本時間の13日午後2時時点）。

出典：日刊スポーツ