現地15日、豪ランドウィック競馬場でG2アポロステークス（3歳以上、芝1400m）が行われ、昨年の世界ランキング3位に輝いたヴィアシスティーナが秋初戦として出走。1番人気に推されるも8頭立ての6番手から差し届かず3着に敗れた。

　ひと息の発馬から6番手につけたヴィアシスティーナは、外の2番人気ファンガールに並ぶようにラチ沿いを追走。そのまま迎えた直線ではファンガールに締められて馬群から抜け出すのに後れを取り、終盤によく追い上げるも及ばなかった。

　スムーズに抜け出したファンガールが逃げ粘るリンダーマン（4番人気）に0.95馬身差をつけて快勝し、さらに0.07馬身差でヴィアシスティーナが入線。上位3着までC.ウォーラー調教師の管理馬が独占した。

　セブリング（父モアザンレディ）産駒の6歳牝馬ファンガールは昨年に続きアポロSを連覇し、通算7度目の重賞勝ちとしている。

　豪競馬メディア『racing.com』によると、ウォーラー厩舎を代表して取材に応じたスタッフはファンガールとヴィアシスティーナの次戦をともに3月1日のG1ベリーエレガントステークスとし、その後にファンガールはオールスターマイル、ヴィアシスティーナはシドニー地区の大レースへ向かうとコメントしている。