レベルスロマンスがアミールトロフィー連覇、サトノグランツは2年連続3着
2025年02月17日 11:15
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現地16日、カタールのアルエグダ競馬場で予定より1日遅れてG3アミールトロフィー(芝2300m)が行われ、日本から参戦したサトノグランツは2年連続の3着に敗れた。
アミールトロフィーは本来なら15日に同国のドーハ競馬場で行われるはずだったが、芝コースのコンディション不良のため開催場所と距離を変更。1日遅れでスタートしたレースでは大本命のレベルスロマンスがハナを切り、サトノグランツは8頭立ての5番手に控える。
最後の直線に入るとサトノグランツは外から追い上げる態勢に入ったが、逃げるレベルスロマンスの脚色は衰えず。先に2番手へ浮上していたザフォクシーズをとらえることもできず、勝ち馬から2馬身1/4差の3着までだった。
勝ったレベルスロマンスはC.アップルビー厩舎が管理するドバウィ産駒の7歳セン馬。昨年は2月にアミールトロフィーを勝つと3月にはドバイシーマクラシック、5月には香港のチャンピオンズ&チャターカップ、9月にはドイツのオイロパ賞と各国のG1を制し、11月には2年ぶり2回目となる米G1ブリーダーズカップターフ制覇を果たした。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、休み明けだった今回も危なげなく連覇したレベルスロマンスを、アップルビー調教師は「休むことを知らない究極の古馬。情熱を持ってレースに挑み、またしても素晴らしいパフォーマンスを見せた」と絶賛。次走はこちらも連覇がかかる4月5日のドバイシーマクラシックになる予定だと語った。
なお同日に行われたローカルG3のドゥハーンスプリント(芝1200m)に出走したエコロジークは最下位の9着に終わった。