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【サウジC】フォーエバーヤング大外でも泰然「どんな枠でも勝てるだけの準備してきた」矢作師

2025年02月21日 13:08

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 第6回サウジC(G1、ダート1800メートル、22日)の枠順抽選会が19日、キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われ、日本馬4頭を含む14頭の枠順が決まった。悲願の海外G1初制覇を狙うフォーエバーヤング(牡4、矢作)は大外14番ゲートに決定。“世界のYAHAGI”こと矢作芳人調教師(63)は「どんな枠でも勝てるだけの準備はしてきたつもり」と力強く話した。

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 黒いハットをかぶった矢作師は「14」と書かれた紙を持って笑顔を見せた。愛馬フォーエバーヤングは、14頭立ての大外14番ゲートからサウジCに挑むこととなった。師は「理想はもう少し内だったかもしれないが、不利もない枠ですし、ベストではないがベターかなという感じです」と前を向いた。

 サウジCは今年が6回目と歴史は浅いが、大外枠が馬券に絡んだのは13頭立ての13番枠だった23年カフェファラオの3着のみ。一般的には厳しい評価がなされる枠だが、師は「どんな枠でも勝てるだけの準備はしてきたつもりです」と力を込める。矢作厩舎としては23年パンサラッサ以来2年ぶりの戴冠へ、手応えはつかんでいる。

 19日には坂井騎手が騎乗して最終追い切りを無事に終えた。鞍上は「サウジカップから逆算して3週間前から追い切りを始めて、非常に順調にきていて何も心配がない状態です。今日の調教は前に馬がいた分、最後まで集中して走れて、動きは良かったです」と状態を高く評価していた。枠順はベター、仕上がりは申し分なし。勝負の時が刻々と近づいている。

出典:日刊スポーツ