【サウジC】フォーエバーヤングがロマンチックウォリアーを撃破! 待望の海外G1初制覇
2025年02月23日 10:45
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G1サウジカップ(4歳以上、ダート1800m)が現地22日にキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われ、1番人気のフォーエバーヤングが直線で2番人気ロマンチックウォリアーと一騎打ちを展開。一度は完全に前に出られるも抜群の勝負根性で差し返し、クビ差で世界最高の1着賞金1000万ドル(約15億円)を手にした。
2頭から10馬身1/2差と離れた3着には昨年惜敗の雪辱に挑んだ8番人気ウシュバテソーロが続き、さらに1馬身3/4差の4着にもウィルソンテソーロ(7番人気)と日本勢が入線。ラムジェット(6番人気)は6着に終わった。なお、走破時計の1分49秒09はレコード。
レース序盤は6番枠のウォークオブスターズが内目の枠を利して先頭をうかがい、大外14番枠のフォーエバーヤングもダッシュを利かせて外に馬体を併せる。さらにアルムスマクとディファンデッドの外枠勢も先行し、4頭が広がって馬群をリード。ロマンチックウォリアーはフォーエバーヤングを直後でピタリとマークした。
最終コーナーを迎えるとロマンチックウォリアーが外に切り替え、捲るようにして先行する4頭をパス。フォーエバーヤングは手応えを残したまま一旦かわされ、直線入口で2馬身ほど前に出られてしまう。しかし、脱落する他馬を尻目に残り200mで外に切り替えると猛然と反撃。粘り込むロマンチックウォリアーを差し返し、ねじ伏せるようにしてゴールを駆け抜けた。
ウシュバテソーロは大きく離れた最後方で最終コーナーを迎え、大外から追い込んで3着を確保。ウィルソンテソーロは道中でロマンチックウォリアーの背後に構えたものの直線では離される一方となり、この2頭の外を追走していたラムジェットは第3コーナーから早くも手応え劣勢で勝機を失った。
フォーエバーヤングは前走の東京大賞典に続くG1制覇で、これまでケンタッキーダービー、ブリーダーズカップクラシックと惜敗してきた海外G1タイトルをついに獲得。重賞は通算7勝目で、その中には昨年のサウジダービーなど海外での3勝が含まれる。また、矢作芳人調教師は2023年のパンサラッサに続く2度目のサウジC制覇とした。
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