現地22日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場でG2レッドシーターフハンデキャップ（芝3000m）が行われ、日本から参戦したビザンチンドリームが鮮やかに差し切った。

　大外枠から出たビザンチンドリーム（60キロ）は内に寄せながら最後方に待機。2週目の向こう正面で後方2番手に上がり、ペースが上がった第3コーナーから最終コーナーにかけて外に持ち出しつつさらにポジションを上げていく。

　最後の直線に入ると大外から伸びるビザンチンドリームが一気に先行勢を飲み込んで先頭に。ゴール前ではエピックポエット（58.5キロ）が迫ってきたが、最後は1馬身1/4差で振り切った。さらに2馬身差の3着にはハーツクライ産駒のコンティニュアス（61キロ）が続いた。

　ビザンチンドリームはエピファネイア産駒の4歳馬。デビュー2連勝で昨年2月のG3きさらぎ賞を勝つも、皆勤したクラシックでは秋の菊花賞5着が最高と結果を出せず。今年1月のG2アメリカジョッキークラブカップも6着だったが、初の海外遠征で60キロの斤量を克服してみせた。