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ロマンチックウォリアーのマクドナルド騎手がラジオ番組で批判に反論「砂嵐のようだった」

2025年02月27日 17:59

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 サウジCで惜しくも2着に敗れたロマンチックウォリアー(セン7、C・シャム)のジェームズ・マクドナルド騎手(33)が26日、オーストラリアのラジオ番組「ギディーアップショー」に電話出演し、自身の騎乗に対する批判に反論した。

 マクドナルド騎手の騎乗については、同じ番組内で24日にウェイン・ホークス調教師(名スプリンターのオールトゥーハード、シャトークアなどを管理)が「率直にいいます。彼(マクドナルド騎手)がロマンチックウォリアーを負けさせた。誰もそれを言うだけの知識がありません。ジェイ・マックが負けさせた。それが私の見解です」と批判していた。ホークス師は「彼は世界一強い馬(フォーエバーヤング)の後ろにいました。『キックバックがあったから、ダートではそういう乗り方をする』と言うのかもしれない。ただ、彼は大外をまわってきた。それだけ自信があったんです。(直線では)左を見て、大型スクリーンで自分がどれだけ前にいるのかを確認していました。世界一強い馬の後ろにとどまって、そこからゆっくり仕掛けるべきだった」と主張。マクドナルド騎手の仕掛けが早すぎたこと、過信があったことを指摘していた。

 これに対し、マクドナルド騎手は「ウェイン(ホークス)の言うことを何でもうのみにしないでほしい。ウェイン・ホークスほどの人なら週末のレース全体を見直して、(キングアブドゥルアジーズ競馬場の)トラック(馬場)の状況や(それぞれのレースで)勝った馬たちがどの位置にいたのかを確認していると思います。もし、そうでなかったら、すべてのダートのレースリプレイを見るためのリンクを彼に喜んで送ります。そして、どこを走っていたのかを教えてほしい」と反論。当時の状況を「言ってみれば、(馬場の内側は)砂嵐のようでした。ものすごく飛び散っていました。そこにいるべきではないと思ったので、クリアな空気の方へ出して、ギアを上げるようにしました」と説明し、「彼(ロマンチックウォリアー)はビューティフルな走りをしました。信じられないくらい素晴らしい走りでした。ただ、残念ながら負けてしまっただけです」と心境を語っている。

 マクドナルド騎手はロマンチックウォリアーをたたえるとともに、コックスプレートや日本ダービーなどを制している矢作師の実績、矢作師がフォーエバーヤングを最大限に評価していること、日本馬の強さを紹介している。

出典:日刊スポーツ