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ネーションズプライドがG2シングスピールSを快勝、ドバイターフへ前進

2025年03月02日 11:35

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 ドバイターフ前哨戦のG2シングスピールステークス(芝1800m)が現地1日にメイダン競馬場で行われ、ネーションズプライドが五分の発馬から2番手を追走すると、背後でマークするホロウェイボーイに1.31馬身差をつけて快勝した。

 逃げるカイロの外で1馬身前後の位置をキープしたネーションズプライドが直線で抜け出すと、背後でマークするホロウェイボーイも追撃。懸命に追いすがって一時は半馬身まで迫ったが、最後はネーションズプライドが突き放して決着した。さらに2.55馬身差の3着には後方のラチ沿いから外に持ち出されたファーストコンケストが続いている。

 ゴドルフィン所有のネーションズプライドはC.アップルビー調教師が管理するテオフィロ産駒の6歳牡馬。昨年8月に米G1アーリントンミリオンを勝ってからはバーレーンとアメリカで大きな着順を続けたが、ここは貫禄勝ちで通算7度目の重賞制覇とした。

 鞍上のW.ビュイック騎手はレース後に英競馬メディア『RacingTV』のインタビューに応え、次戦に予定されるドバイターフに向けて「彼はここからステップアップすると思う。我々は皆、ロマンチックウォリアーがどれほど強いか分かっているし、簡単な仕事にはならないだろうけど、ネーションズプライドは2年前にそのレースで3着だからね。トラックも距離も、全てが完ぺきでしょ?」と勝算を見込んでいた。