ウィリードゥイットがNZダービー制覇、ディー騎手への乗り替わりが奏功
2025年03月11日 11:40

現地8日、ニュージーランドのエラズリー競馬場でG1ニュージーランドダービー(3歳、芝2400m)が行われ、M.ディー騎乗のウィリードゥイットが快勝した。
序盤は6番手付近で先行していたウィリードゥイットは徐々にポジションを上げていき、中盤では早くも差のない2番手まで浮上。最終コーナーを前に馬なりで先頭に立つと、最後の直線でも脚色が衰えることなくダービー馬の称号を手にした。
2着は2.3馬身差でザドクターオブラブ。橋詰大央騎乗のカゼミロは14着だった。
S&E.クロットワーシー厩舎のウィリードゥイットはタルジノ産駒のセン馬。前走までは橋詰騎手が主戦を務めて全5戦で3勝していたが、その前走のG2アヴォンデールギニーで圧倒的な1番人気推されながら10着と大敗し、今回はディー騎手に乗り替わっていた。
ニュージーランド出身ながら豪メルボルンを拠点としているディー騎手はオーストラリアでは先月末のブルーダイヤモンドステークスなどG1を14勝しているが、母国ではこれが嬉しいG1初制覇。「とても特別だ。今日は家族や友人がたくさん来てくれて本当に嬉しい」「頭の中にあった唯一のアイデアは、早めに前に付けることだった」と語った。