現地8日、ニュージーランドのエラズリー競馬場で2歳G1システマステークス（芝1200m）が行われ、中団の内ラチ沿いを追走した1番人気のリターントゥコンカーが直線の残り200mで先頭に出ると、背後でマークする9番人気ランドロックの急追を振り切った（0.2馬身差）。

　リターントゥコンカーは最終コーナーに向かってラチから離れ、馬群の外へ切り替えながらスムーズにスパート。残り200mで先頭に立ち、自身が開いた進路から追撃するランドロックを封じた。さらに1馬身差の3着にも道中で勝ち馬をマークした3番人気のトゥキャップイットオールが続いている。

　リターントゥコンカーはM.ウォーカー＆S.バーガーソン調教師が管理するスニッツェル産駒の牡馬。昨年11月にリステッドでデビュー勝ちすると、その後は今年2月にG3を連勝し、無傷の4連勝でG1初制覇とした。