ドバイレーシングクラブは19日、ドバイワールドカップデー（4月5日＝メイダン）に行われる各競走の想定出走馬を発表した。メインのドバイワールドC（G1、ダート2000メートル）は日本のフォーエバーヤング（牡4、矢作）など10頭が名前を連ねた。フォーエバーヤングが断然の主役になることが濃厚な10頭立てだ。

　想定出走馬は日本馬がフォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、ウィルソンテソーロ、ラムジェットの4頭。米国からはヒットショー、イルミラコロ、ミクスト、カトナーの4頭、地元UAEはウォークオブスターズ、インペリアルエンペラーの2頭となっている。

　米国勢は大物不在で、やや小粒な印象だ。ヒットショー（牡5、B・コックス）は一昨年のケンタッキーダービー5着、ベルモントS4着で重賞5勝の実績馬だが、昨年はG1に出走しておらず、3月のG1サンタアニタハンデ3着からの参戦になる。イルミラコロ（牡5、A・サノ）は重賞2勝。ミクスト（牡5、D・オニール）は昨夏にパシフィッククラシックでG1初制覇を果たしたが、続くBCクラシックは11着に大敗。ペガサスWC4着からの参戦になる。同じオニール厩舎のカトナー（セン6、D・オニール）はサンタアニタハンデ6着からの参戦だ。

　地元UAEの2頭はいずれもブパット・シーマー厩舎が送り出す強豪。同厩舎は昨年覇者ローレルリバーの回避が発表されたばかり。ウォークオブスターズ（セン6）はサウジCで12着に大敗したが、1月にアルマクトゥームチャレンジを圧勝した地元で反撃を期す。インペリアルエンペラー（セン5）はアルマクトゥームチャレンジ2着から挑んだスーパーサタデーのG2アルマクトゥーム・クラシックを圧勝。ともにメイダンのダートで日本馬相手にどのような競馬を見せるか。

出典：日刊スポーツ