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豪G1ジョージライダーSはグリンゴッツが接戦制す、ドンカスターMの1番人気に浮上

2025年03月23日 12:10

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 豪G1ジョージライダーステークス(3歳以上、芝1500m)がローズヒルガーデンズ競馬場で現地22日に行われ、道中23番手追走の4番人気グリンゴッツが2着のファンガール(3番人気)らゴールで3頭が横一線の接戦を制した(0.02馬身差)。

 レースはチェオウルフと1番人気を分け合ったロイヤルパトロネージが先導し、背後のラチ沿いでグリンゴッツ、チェオウルフの順に縦列。ファンガールはチェオウルフの外に並ぶように中団を追走した。

 直線に入るとグリンゴッツがロイヤルパトロネージを捕らえにかかり、背後から外に切り替えてチェオウルフも追随。大外からファンガールが追い上げて残り50mでは4頭が並ぶ格好になり、そのまま雪崩れ込んだゴールでグリンゴッツが最先着。ファンガールから0.13馬身差の3着にチェオウルフ、さらに0.52馬身差の4着にロイヤルパトロネージで決着した。

 グリンゴッツはC.マー調教師が管理するパーインカント(父ストリートクライ)産駒の5歳セン馬。昨年の今ごろはまだ条件戦を走っていたが、5月のリステッド勝ちから重賞戦線に顔を出しはじめ、11月のG3ザ・ゴングで初タイトルを手にすると、それ以来の重賞2勝目が今回のビッグタイトルとなった。

 グリンゴッツを勝利に導いたT.ベリー騎手は賭博関与によるライセンス停止で2023年の大半を棒に振るなど、202210月のザメトロポリタン以来、25カ月ぶり通算38度目のG1勝利。豪競馬メディア『racenet.com.au』によると、グリンゴッツはブロードサイディングと並び、6倍でドンカスターマイルの前売り1番人気に躍り出た。