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世界最高賞金の豪2歳G1ゴールデンスリッパーS、レーン騎乗のマルフーナが50年ぶり快挙

2025年03月23日 12:15

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 2歳戦として世界最高賞金の豪G1ゴールデンスリッパーステークス(芝1200m)が現地22日にローズヒルガーデンズ競馬場で行われ、D.レーン騎乗の5番人気マルフーナが抜群の発馬で内ラチ沿いの5番手に収まると、残り200mから馬群を抜け出して2番人気ウォートンの猛追を振り切った(0.14馬身差)。

 6番枠からハナも切れるほどのゲートを決めたマルフーナはスムーズに内ラチへ寄せて行き、外枠勢に先を譲って5番手に収まる。そのまま迎えた直線では3頭分外に切り替えて進路を確保。マルフーナの後ろを追走していた1番人気のテンプテッドは内を狙うも進路がなく追い出しを待たされた。

 残り300mからスパートしたマルフーナに対し、テンプテッドのさらに後ろからマルフーナの進路に切り替えたウォートンが追撃。テンプテッドと並ぶようにして猛追したが、マルフーナが最後の100m1馬身ほどあったリードを守り切り、ウォートンからさらに0.51馬身差の3着にテンプテッドが続いた。

 マルフーナはM.フリードマン調教師が管理するスニッツェル産駒の牝馬で、27日にデビュー勝ちしたばかり。2戦目の前走は38日のG2リースリングステークスでテンプテッドから0.33馬身差の2着に敗れていた。

 なお、豪競馬メディア『racenet.com.au』によると、デビュー3戦目でのゴールデンスリッパーS制覇は50年ぶりの快挙。フリードマン師は兄のリチャード師と共同管理していたステイインサイド(2021年)以来、レーン騎手もカイアミシで制した2019年以来の2勝目とした。