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​香港ダービーは波乱の結末、伏兵キャップフェラがマイウィッシュら抑えて戴冠

2025年03月24日 11:55

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 現地23日、香港4歳クラシックの最終戦にあたる香港ダービー(4歳、芝2000m)がシャティン競馬場で行われ、C.ウィリアムズ騎乗の伏兵キャップフェラが三つ巴の接戦を制した。

 レースは香港クラシックマイル勝ち馬のマイウィッシュが大外枠から最後方に下げ、香港クラシックカップ覇者のルビーロットが中段の6番手付近を確保。キャップフェラはそのやや前の4番手でレースを進める。

 コーナリングで内をキープしたキャップフェラは、そのまま直線で内ラチ沿いからスパート。残り200メートル付近で先頭に立つと、そこへ中段からじりじり伸びてきたパッキングエンジェルが迫り、さらに大外からはマイウィッシュが豪脚で猛追。最後は短アタマ差でキャップフェラが凌ぎ切った。

 マイウィッシュは前走の香港クラシックCに続く2着。さらにクビ差でパッキングエンジェルが続き、ルビーロットは勝負どころで伸び切れずに5着までだった。

 K.ルイ厩舎のキャップフェラはオーストラリア生まれのスニッツェル産駒。母国では23年10月のG1スプリングチャンピオンステークス2着、24年3月のG1ローズヒルギニー3着があり、同6月のG1オーストラリアンダービー6着後に香港へ移籍。クラシックではここまで12着、9着と見せ場なく終わっていたが、最後の大一番で大仕事をやってのけた。