AWの米G3ジェフルビーS、ファイナルギャンビットが快勝でKYダービーに前進
2025年03月25日 11:35

現地22日、米ターフウェイパーク競馬場でケンタッキーダービー路線のG3ジェフルビーステークス(オールウェザー9ハロン)が行われ、L.マチャド騎乗のファイナルギャンビットがスタートでの不利を克服して3馬身半差の快勝を収めた。
発馬直後に隣の馬に寄られたファイナルギャンビットはポツンと離れた最後方からと苦しい展開に。最終コーナーでもまだ最後方だったが、そこから大外に進路を取りつつロングスパートすると直線では他馬と一線を画す末脚を繰り出し、2着のフライングモーホーク以下を振り切った。
B.コックス厩舎のファイナルギャンビットはノットディスタイム産駒でジャドモントの所有馬。タピット産駒の母の半兄には仏G1ジャンロマネ賞を勝ったアナウンス(父セルカーク)がいる。自身はデビュー3戦目だった前走のオールウェザー8ハロンで初勝利を挙げたばかりだったが、今回の勝利でKYダービー出走権をほぼ手中に収めた。
ここまでダートは未経験だが、コックス厩舎陣営のT.ウォルデン氏は「(ダートは)彼にとって問題にならないと思う。今の彼は、これまでと異なったことに対応できる成熟度がある」と米競馬メディア『bloodhorse.com』にコメント。ジャドモントのUSAゼネラルマネージャーであるG.オルーク氏は今後についてはオーナーらとの話し合い次第としつつ、KYダービー出走に前向きな姿勢を見せている。
なお近年のジェフルビーSの勝ち馬では23年にKYダービーで2着と善戦したトゥーフィルズが目立つ程度だが、22年の3着馬リッチストライクはKYダービーを制覇。24年の3着馬シーズザグレイはG1プリークネスステークスを勝っている。