凱旋門賞1番人気ディープインパクト孫娘カルパナは「ブルーストッキングルート」へ/有力馬情報
2025年03月28日 16:50

昨秋の英チャンピオンズ・フィリーズ&メアズSを制し、今秋の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=パリロンシャン)の有力候補となっている英国の牝馬、カルパナ(牝4、A・ボールディング)のローテーションが明らかになった。26日、「レーシングTV」電子版が伝えている。
カルパナは父がディープインパクト産駒の仏ダービー馬スタディオブマンという血統で、昨年の凱旋門賞を制したブルーストッキング(引退)と同じジャドモントファームの所有馬。同ファームのバリー・マホーン氏は「カルパナは(レースに)戻ってきますよ。体調はいいですし、ブルーストッキングのルートにトライするつもりです。ミドルトンフィリーズS(5月15日)からプリティーポリーS(6月28日)に向かうでしょう」とコメントしている。
昨年の凱旋門賞を制したブルーストッキングは3歳シーズンを英チャンピオンズ・フィリーズ&メアズS2着で終了。昨年の4歳シーズンは5月にヨーク競馬場で行われるG2ミドルトンフィリーズSで始動し、6月にアイルランドのカラ競馬場で行われるプリティーポリーSでG1初制覇を果たした。夏にキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで2着、英インターナショナルSで4着に好走し、秋にヴェルメイユ賞1着から凱旋門賞を制している。繁殖入りした1歳上の牝馬ブルーストッキングに代わり、今年のジャドモントファームの古馬牝馬の主役として、カルパナには大きな期待が寄せられている。「父の父がディープインパクト」ということもあり、日本のファンにとっても注目の存在になりそうだ。
大手ブックメーカーの「bet365」は同馬の凱旋門賞に向けた単勝前売りオッズを11倍の1番人気に設定。「コーラル」「ラドブロークス」は同15倍で2番人気タイに設定している。