米G1フロリダダービー、タッパンストリートが完勝で名馬の登竜門を通過
2025年03月30日 15:40

米ガルフストリームパーク競馬場で現地29日に行われたG1フロリダダービー(3歳、ダート9ハロン)は、2番人気のタッパンストリートが4番手キープから直線で抜け出し、追撃する1番人気ソヴリンティに1馬身1/4差をつけて押し切った。
抜群のスタートを決めたタッパンストリートだが、外から2番目の枠もあり内の馬たちに前に入られ、4番手に収まって先頭から3馬身ほどの位置をキープ。第3コーナーから押し上げると直線入口で先頭に立ち、背後でマークするように追走していたソヴリンティを最後まで寄せつけなかった。さらに2馬身3/4差の3着には5番人気のネオエクオスが2番手から粘り込んでいる。
タッパンストリートはB.コックス調教師が管理するイントゥミスチーフ産駒の牡馬で、これが重賞初制覇。昨年12月28日にガルフストリームパーク競馬場のダート7ハロンでデビュー勝ちし、2戦目の前走はG3ホーリーブルステークスで1番人気に推されるも2着に敗れていた。
フロリダダービーはケンタッキーダービー路線の重要前哨戦で、昨年はフィアースネス、一昨年はフォルテとT.プレッチャー厩舎の2歳王者が優勝。3年前の2022年にもホワイトアバリオが優勝している。ただし、フィアースネスとホワイトアバリオはダービーで2桁着順に大敗、フォルテは出走回避と、これら3頭には三冠戦での白星がなかった。