仰天プラン!「米国馬がデットーリで英ダービー挑戦」昨年ケンタッキーダービー制覇マクピーク師
2025年03月31日 13:40

米国のケニー・マクピーク調教師(62)が30日、管理馬マキシマムプロミス(牡3)をランフランコ・デットーリ騎手(54)とのコンビで英ダービー(G1、芝2410メートル、6月7日=エプソム)に挑戦させる仰天プランを明かした。「アットザレーシズ」電子版が伝えている。
世界的な名手として知られるデットーリ騎手は07年オーソライズド、15年ゴールデンホーンで英ダービーを2勝。英国で輝かしいキャリアを築き、昨シーズンから米国を拠点にしている。
昨年のケンタッキーダービーをミスティックダン、ケンタッキーオークスをソーピードアンナ(米年度代表馬)で制しているマクピーク師は、17年の英オークスにダディーズリルダーリンで挑戦した経験がある。大きな注目を集めたが、レース前に鞍上のオリビエ・ペリエ騎手を振り落として放馬し、出走取り消しとなっている(勝ったのはエネイブル)。
マキシマムセキュリティ産駒のマキシマムプロミスはデビューから5戦1勝。近親には英愛ダービー馬ハイシャパラルがいる。前走は22日に行われたオールウエザーコースが舞台のジェフルビーS(ケンタッキーダービーの指定ポイント競走)に出走し、デットーリ騎手とのコンビで3着だった。
マクピーク師は「次走はケンタッキーダービー週のアメリカンターフS(G1、芝1700メートル、5月3日チャーチルダウンズ)です。ここで4着以上の成績ならエプソムに連れて行きます。この馬(マキシマムプロミス)は英国向きだと思います。この馬の血統を学ぶ価値がありますよ。彼の牝系には英ダービー馬が5頭いますから」と語っている。