現地30日、愛レパーズタウン競馬場で2000ギニー路線のG3愛2000ギニートライアルステークス（3歳牡馬・セン馬、芝7ハロン30ヤード）が行われ、2歳時に米G1ブリーダーズカップジュベナイルターフを制したアンリマティスが3歳初戦をものにした。

　縦長の展開で後方3番手付近に控えたアンリマティスは直線に入ってからも前をとらえるのにてこずったが、残り1ハロン過ぎからようやく本領を発揮。ゴール前でコマンチブレイブを差し切り、半馬身差の勝利を収めた。

　A.オブライエン厩舎のアンリマティスはウートンバセット産駒のクールモア所有馬。母のイモータルヴァーズ（父ピヴォタル）は仏G1ジャックルマロワ賞などを制した名牝で、半兄には仏G1ジャンプラ賞などを勝ったテネブリズム（父カラヴァッジオ）がいる。

　自身は2歳時にBCジュベナイルターフを含む重賞3勝。3歳初戦のここを勝ったことで、大手ブックメーカーの『コーラル』は英2000ギニーでのオッズを17倍から13倍にカットした。