＜ドバイWC：追い切り＞

　サウジC3着のウシュバテソーロ（牡8、高木）と同4着のウィルソンテソーロ（牡6、高木）が2日、ドバイワールドC（G1、ダート2000メートル、メイダン）へ向けた最終追い切りを行った。

　ウシュバテソーロには菅原明騎手、ウィルソンテソーロには川田騎手がまたがり、ダートコースに登場。先行したウィルソンが直線で外へ、追走したウシュバが直線で内に入った。馬場の内めでみっちりと馬体を寄せ合い、2頭とも躍動感のある動き。併入で最終デモを終えた。

　2年前の覇者で昨年2着のウシュバテソーロは今回がラストラン。鞍上の菅原明騎手は「いい動きでした。前回のサウジの時もいい状態でしたし、変わりなく来ていると思います。（初のドバイワールドC騎乗に）いい経験をさせていただいていますし、オーナーをはじめ関係者の方々に感謝しています」と振り返った。

　ウィルソンテソーロは4着だった昨年のリベンジを狙う。高木師は「タフな競馬をしてきたので、ケアしながら立ち上げましたが順調に来ています。先週攻めたので今週は確かめる程度で、とお願いして、ジョッキーもそう感じていました。ウシュバはどっしりとしているので互いに頼りあって頑張れている。前走より状態は上がっています」と好感触を示した。

出典：日刊スポーツ