ドバイワールドC（G1、ダート2000メートル、メイダン＝5日）にサウジC5着から転戦する米国馬、ラトルンロール（牡6、K・マクピーク）はレース2日前、初コンビを組むビュイック騎手がまたがり、ダートコースで感触を確かめた。見守ったマクピーク師は状態について「スーパー、ファンタスティック（絶好調）。完璧な状態だと思っています」と自信を見せた。

　フォーエバーヤングとは前走サウジCに続いての対戦。師は「フォーエバーヤングはケンタッキーダービーのときにミスティックダンで倒したので、またラトルンロールで倒すチャンスですね。自分のレースをするだけでフォーエバーヤングを意識はしていないです」と大本命馬相手に一歩も引く様子はない。

「ラトルンロールはすでに10勝している力のある馬。うち9勝が2ターンのコースですし、2000メートルはあまり走ったことはないけど、距離延長はプラスに出ると思う。アメリカ代表として他の強い馬と国際的なレースに出られることはうれしい」と力を込めた。