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HKJCがジ・エベレスト出走枠の購入検討か、今年はカーインライジングが参戦見込み

2025年04月04日 11:53

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 香港ジョッキークラブ(HKJC)が、芝レースとしては世界最高額となる賞金総額2000万豪ドル(約18億円)の豪G1ジ・エベレスト(芝1200m)の出走枠の購入を条件次第で検討することを認めた。地元メディア『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)が報じている。

 10月に行われるジ・エベレストには、香港が誇る世界屈指のスプリンターであるカーインライジングの陣営が出走の意向を表明。2月には同馬を管理するD.ヘイズ調教師が「香港のスプリンターは今後、ジ・エベレストを目標にすると思う。彼らにとって理にかなったレースだからだ」と語った。

 今年のジ・エベレストの出走枠には空きがある可能性が高いという報道があり、スターエンターテインメントが70万豪ドルの枠を放棄すると伝えられている。

 HKJC最高責任者のW.エンゲルブレヒト=ブレスゲス氏は「オーストラリアンターフクラブと協力する場合、金銭的なインセンティブを見極める必要がある。検討はできると思う」とコメント。一方で「私たちに利益をもたらすものでなければならない。ジ・エベレストの枠取得はオーナーにとって利益になるが、必ずしも私たちに利益をもたらすとは限らない」とも語った。

 同メディアは、12月の香港国際競走と4月のチャンピオンズデーでの豪州馬の参加を増やすことが、交渉のカギとなると指摘している。