【ドバイシーマクラシック】ダノンデサイル、ダービー馬の底力を見せつけ完勝!
2025年04月06日 09:31

G1ドバイシーマクラシック(芝2410m)が現地5日にメイダン競馬場で行われ、日本のダノンデサイル(4番人気)が中団キープから直線で抜け出し、追いすがるフランスのカランダガン(2番人気)を1.28馬身差と寄せつけず完勝した。
序盤は3番人気シンエンペラーが逃げて大方の予想通りと思われたが、向正面に入ると3番手にいた1番人気レベルスロマンスが2番手のドゥレッツァ(5番人気)ごとかわして先頭に出る。これで隊列が落ち着いてからは淡々と流れ、レースは最終コーナーからの加速で上がり勝負の様相を呈した。
ダノンデサイルは前方の出入りを見ながら内ラチ沿いで5番手をキープしていたが、外からチェルヴィニア(6番人気)に被され通しで直線が近づくまで動けず。しかし、ペースアップとともにチェルヴィニアが劣勢になって開いたスペースから豪快に末脚を伸ばし、残り200mで一気に先頭へ。道中は自身の背後にいたカランダガンが追いすがるも、これを寄せつけずに押し切った。
ドゥレッツァが粘るレベルスロマンスを差し切ってさらに1.67馬身差の3着争いを制し、チェルヴィニアは6着、シンエンペラーは7着に終わった。
ダノンデサイルは日本ダービー以来となる2度目のG1制覇で重賞は4勝目。昨秋は菊花賞、有馬記念とかみ合わないレースが続いたが、初の海外遠征であらためてダービー馬の底力を見せつけた。安田翔伍調教師は海外G1初制覇としている。
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