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【ドバイワールドカップ】フォーエバーヤングは精彩欠き不発、米国のヒットショーが勝利さらう

2025年04月06日 09:32

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 現地5日にメイダン競馬場で行われたG1ドバイワールドカップ(ダート2000m)は、フォーエバーヤングが日本発売分で単勝1.1倍の圧倒的人気を集めたが、前走のサウジカップには出走していなかった米国の2頭に敗れ、3着に完敗する波乱の結果となった。

 この日もゲートを決めたフォーエバーヤングは、地元のウォークオブスターズ(3番人気)と2番人気のインペリアルエンペラー、米国のミクスト(8番人気)らを先に行かせて4、5番手を追走。しかし、第3コーナーでは坂井瑠星騎手の腕が動きはじめるなど反応が鈍く、直線では抜け出したミクストとの差がジリジリとしか詰まらない。

 すると、自身の2馬身ほど後ろでマークしていた9番人気ヒットショーが馬群の中から猛然と追い上げ、残り200mを切った所でフォーエバーヤングをかわす一方、勢いそのままに粘るミクストも差し切り(0.64馬身差)。フォーエバーヤングは最後まで止まらず伸び続けたものの、昨年のブリーダーズカップクラシックでは大きく先着したミクストにも1.39馬身及ばず3着に敗れた。

 ラストランのウシュバテソーロ(4番人気)は最後方追走から6着、5番人気のウィルソンテソーロはフォーエバーヤングの直後から直線入口では並び掛けるも7着、6番人気のラムジェットは後方のまま9着と、他の日本勢も軒並み振るわなかった。

 ヒットショーはB.コックス調教師が管理するキャンディライド産駒の5歳牡馬で、これがG1初制覇。3歳時にはケンタッキーダービー(5着)でデルマソトガケ(6着)に1馬身3/4差の先着、ベルモントステークスでも4着と上位争いしていた。昨年8月には1年半ぶりに2度目の重賞制覇を飾ると、それを含めて今年1月までに重賞4勝を積み上げたが、前走のG1サンタアニタハンデキャップでは勝ち馬に12馬身余り離されて3着に終わっていた。

(人気は日本発売分)