フォーエバーヤングのドバイWC敗因は?ライバル陣営が示唆「たぶんサウジに行かなければ」
2025年04月07日 18:25

<ドバイワールドカップ>◇5日=メイダン◇G1◇ダート2000メートル◇4歳上(南半球産3歳上)◇出走11頭◇1着賞金696万ドル(約10億4000万円)
フォーエバーヤング(牡4、矢作)はなぜドバイで勝てなかったのか。さまざまな敗因が考えられるが、レース直後にそれを示唆するコメントを発していたのが、ライバル陣営、4着ウォークオブスターズ(セン6)のブパット・シーマー調教師だ。
シーマー厩舎は昨年、ローレルリバーでドバイWCを制覇。連覇がかかる今年はウォークオブスターズとインペリアルエンペラーの2頭出しで臨んでいた。シーマー師は単刀直入に語っている。「ウォークオブスターズはすごい競馬をしました。たぶん、サウジアラビアに行かなければ、もっといい着順だったと思います。サウジCに出走した馬は今日すべて負けました。つまり、両方のレースを走るのは簡単ではないのです。彼(ウォークオブスターズ)は最後に疲れてしまいましたね」。
史上初の「サウジC&ドバイワールドC」制覇を狙ったフォーエバーヤングは3着。ウォークオブスターズは4着。その他でサウジCに出走していた馬はウシュバテソーロが6着、ウィルソンテソーロが7着、ラトルンロールが8着、ラムジェットが9着に敗れた。ドバイターフに出走したロマンチックウォリアー(2着)、ファクトゥールシュヴァル(6着)も勝てなかった。
日本のファンだけでなく、世界の競馬関係者も格下とみていた米国馬2頭に先着を許したドバイWC。歴史的な名勝負となった今年のサウジCの影響があった可能性を、シーマー師は示唆している。