マラサートら輩出の米G1アッシュランドS、ラキャラが逃げ切ってKYオークスへ
2025年04月09日 16:17

米G1アッシュランドステークス(3歳牝馬、ダート8.5ハロン)が現地7日にキーンランド競馬場で行われ、5番人気のラキャラが先行争いを制してマイペースに持ち込むと、第3コーナーからの加速で鮮やかに逃げ切った。
2番枠を利してハナを取り切ったラキャラは1馬身ほどのリードで中間点を通過し、第3コーナーからピッチを上げて直線では3馬身ほどに広げる。自身の背後で4番手追走の1番人気ムヒンマは伸びあぐね、その後ろでラチ沿いキープの3番人気テイクチャージミラディが追いすがるも、ラキャラが1馬身1/4差で逃げ切った。ムヒンマはさらに3馬身1/4差の3着に敗れている。
ラキャラはM.キャシー調教師が管理するストリートセンス産駒で、昨年9月のG3ポカホンタスステークスに続く2度目の重賞制覇。次戦のブリーダーズカップジュベナイルフィリーズは5着に敗れたが、明け3歳の今年は2月のリステッド勝ちから前走のG2デヴォナデールステークス2着と巻き返していた。
ケンタッキーオークス路線のアッシュランドSは2022年にネスト、2021年にマラサート、2018年にはモノモイガールが優勝。マラサートとモノモイガールは次戦でオークス制覇、ネストも2着と本番で活躍している。