“最も偉大な2分間”に今年も日本馬2頭が参戦だ－。米3冠初戦、ケンタッキーダービー（G1、ダート2000メートル、5月3日＝チャーチルダウンズ）に伏竜S覇者、ルクソールカフェ（牡3、堀）が参戦することが決まった。チャーチルダウンズ競馬場の広報担当が現地時間9日、同馬のチャーチルダウンズ競馬場へ向けた輸送スケジュールをX（旧ツイッター）で公表。順調に調整が進めば、すでに参戦表明しているUAEダービー馬アドマイヤデイトナ（牡3、加藤征）と日本調教馬2頭が今年のケンタッキーダービーに出走することになる。

　広報担当のケビン・カースタイン氏は9日、「ジャパン・ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービーで権利を獲得したルクソールカフェは23日の水曜日にチャーチルダウンズ競馬場へ到着するスケジュールです」と投稿。また、メディア向け広報担当のXアカウントも「ルクソールカフェは23日にチャーチルダウンズ競馬場へ到着予定です。同馬は21日に日本からシカゴへ飛行機で移動し、米国農務省の検疫を受ける予定です」と伝えている。

　広報担当のXはUAEダービーを勝ったアドマイヤデイトナ（牡3、加藤征）についても「水曜（9日）の午後にドバイからチャーチルダウンズ競馬場へ到着し、ケンタッキーダービーへ向けて準備を進める予定です。（輸送で）同乗するのはドバイワールドC覇者ヒットショーと、ゴッサムS覇者フラッドゾーン（UAEダービー7着）です」と紹介している。

　これらの投稿を受ける形で、「ブラッドホース」電子版は9日、「ルクソールカフェがケンタッキーダービーへ向けて23日に到着予定」と題した記事を掲載。日本調教馬は95年のスキーキャプテンからこれまでに8頭が出走していること、昨年はフォーエバーヤングが3着に好走したこと、今年参戦予定のルクソールカフェが英国のブックメーカーで単勝前売りオッズ8・0倍～13倍、アドマイヤデイトナが同21倍～41倍であることを伝えている。

出典：日刊スポーツ