【ケンタッキーダービー】公式HPがアドマイヤデイトナとルクソールカフェの「可能性」を紹介
2025年04月13日 10:05

ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月3日=チャーチルダウンズ)の公式ホームページは11日、UAEダービーを勝って参戦するアドマイヤデイトナ(牡3、加藤征)と、ヒヤシンスS、伏竜Sを勝って参戦するルクソールカフェ(牡3、堀)の紹介記事を掲載した。
アドマイヤデイトナの記事の冒頭では「(昨年、同じUAEダービーを勝って挑んだ)フォーエバーヤングのような華麗さは持ち合わせていないかもしれない」、「4連勝中の同じ日本馬ルクソールカフェの陰に隠れている」としながら、「5月の第1土曜日に決して侮れない風格を備えている」「母の父シャックルフォード(11年のケンタッキーダービー4着、プリークネスS1着)のような粘り強さを強い意志を持っている」と紹介している。
アドマイヤデイトナの血統背景や所有する近藤旬子オーナー、管理する加藤征師のプロフィル、同馬のこれまでの戦歴を振り返った後、最後に「ケンタッキーダービーの可能性(チャンス)」という欄では同馬の強みを指摘。出走回数はルクソールカフェと同じ6戦であるものの、すでに海外遠征を経験していることや、アドマイヤデイトナの方がラチ沿いを走ったり、馬群で揉まれたり、さまざまな競馬を経験していることを挙げ、「それがケンタッキーダービーで役立つ可能性がある」とまとめている。
記事を執筆しているケリー・ライリー氏は伏竜Sを勝って参戦するルクソールカフェの分析記事も同様に執筆。ルクソールカフェの母メアリズフォリーズが芝のG1馬リーガルグローリー、フェブラリーS連覇のカフェファラオも生んでいて、抜群の繁殖成績を残していることや、アドマイヤデイトナ相手に勝利した未勝利戦のタイムが優秀なこと、ヒヤシンスSで破った馬たちがUAEダービーで好走したこと、伏竜Sを圧勝したことなどを紹介している。
ルクソールカフェの「ケンタッキーダービーの可能性」では、同馬が見せてきた2ターンのコースの実績や脚質、馬体をたたえた上で、きょうだい2頭の成長曲線(古馬になってG1制覇)から「5月の第1土曜日に生涯最高のレースを走れるのか」と懸念材料を挙げた。また、これまでのレース運びから「馬群で揉まれたときやキックバックを受けたときは試練となるだろう」と続けて懸念材料を挙げたものの、記事の最後では「それでも昨年のテーオーパスワードより優れた点があり、エキサイティングな候補の1頭」と高い評価を与えて締めくくっている。