現地12日、1000ギニー路線の前哨戦にあたるG3フレッドダーリンステークス（3歳牝馬、芝7ハロン）が英ニューベリー競馬場で行われ、H.ドイル騎乗の伏兵デューティファーストが快勝した。

　直線コースで先団に位置したデューティファーストは残り2ハロン付近で先頭に立つ積極策。人気馬たちが伸びあぐねる中で着実にリードを広げて3馬身1/4差の快勝劇を見せた。

　2着も人気薄のヘイブーで、3着も伏兵評価のタイムフォーサンダルズという波乱の決着。1番人気タイだったシマーリングとマウンテンブリーズは7着、11着に終わった。

　A.ワトソン厩舎のデューティファーストはショーケーシング産駒。重賞は2歳時に2戦して2着、3着だったが、3歳初戦で初制覇となった。英競馬メディア『At The Races』によるとワトソン調教師は「英1000ギニーには登録していないが、そこへ向かうことになると思う。本来は伊1000ギニーの予定だったが、もうそうはならないだろう」と今後について語った。