KYダービー選定シリーズ最終戦、ゴスガーが制すも出走圏内に届かず
2025年04月15日 11:15

ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ「Road to the Kentucky Derby」の最終戦となる米G3レキシントンステークス(3歳、ダート8.5ハロン)が現地12日にキーンランド競馬場で行われ、I.オルティスJr.騎乗のゴスガーが勝利した。
前半は中段の内で機を伺っていたゴスカーは、最終直線の入り口で外に持ち出しながら3番手まで浮上。さらに伸びて先頭まで突き抜けると、粘るブラケットバスターを振り切り2馬身差をつけてゴールした。
B.ウォルシュ厩舎のゴスガーはナイキスト産駒。2月にデビュー2戦目で勝ち上がり、重賞初挑戦の初制覇で3戦2勝とした。半姉に米G1クイーンエリザベス2世チャレンジカップ制覇のハーベイズリルゴイル(父アメリカンファラオ)、おじにはKYダービーとプリークネスステークスの二冠を制したアイルハヴアナザーがいる。
なおゴスガーはこの勝利で20ポイントを獲得したもののKYダービー出走圏内には届いておらず、米競馬メディア『Daily Racing Form』によるとウォルシュ調教師は「彼にはまだ成長の余地があり、少し未熟な部分がある」「プリークネスSまではいい間隔。彼が好調ならもちろん(出走を)検討するだろう」と語り、クラシック2戦目に照準を合わせる可能性を示唆した。